赤ちゃんが欲しい方へ
妊娠のしくみ
- 1. 排卵
- 卵巣内の未成熟の卵子は、おおよそ1ヶ月に1回成熟して、卵巣から卵管へ放出されます。
- 2. 受精
- 排卵した卵子が卵管で、精子と出会うと受精卵ができます。
- 3. 着床=妊娠の成立
- この受精卵は、細胞分裂を繰り返しながら、卵管内を移動し子宮内膜にもぐりこみます。
卵子の寿命は排卵後約24時間、精子の寿命は2~3日です。
射精された精子は卵管膨大部で待機し、放出された卵子と出会い受精しますので、排卵日前日と排卵日の当日の2日間がもっとも妊娠しやすい性交の時期と言えます。
排卵日の調べ方
基礎体温法
毎朝同じ時間に基礎体温を測定し、「基礎体温表」に記録します。
低温期と高温期の分かれ目の前後が排卵日の時期となります。
測定法
毎朝、目が覚めて起き上がる前に婦人体温計等を舌の下にはさみこみ口の中で測定する。
基礎体温表には体調の変化も記録しておく。
毎朝ほぼ同じ時間に測定し、3ヶ月以上は続けてください。
また、排卵日の時期はまだ低体温の場合があり、排卵日を予測するのが困難です。
超音波検査
超音波検査は病院で卵胞の直径を測定します。
排卵前日には18~23mm、排卵直前には21~27mmくらいの大きさになります。
排卵時の卵胞のサイズには個人差がありますので、他の検査との併用をおすすめします。
排卵日予測検査薬
尿中に排出されたLH(黄体形成ホルモン)を検出します。
LHは普段から少量分泌されていますが、排卵日が近くなると分泌量が急激に増え、この濃度の上昇(LHサージ)が起こってから40時間以内に排卵が起こると予測されます。
排卵日検査薬は、尿中のLHを検出することにより排卵日を事前に予測することができます。
測定法
朝、昼、夜いつの尿でもいいので毎日ほぼ同じ時間に検査します。検査は尿をかけるだけなのでどなたでも簡単に行えます。